Wordpressをコンソールで操作できる「WP-CLI」を試してみました。管理画面開いてのろのろやってた諸々の作業が、コマンド一発で完了できるのは非常に魅力的!
インストール
まずはpharファイルをcURLで落としてきます。
curl -O https://raw.githubusercontent.com/wp-cli/builds/gh-pages/phar/wp-cli.phar
パーミッションを実行可能なものに変更してから、/usr/local/bin
に移動。(OS X El CapitanでHomebrew使ってなかった人とかは、/usr/
以下使えないかもしれないですね。であれば適当にPATH通してください)
chmod +x wp-cli.phar
sudo mv wp-cli.phar /usr/local/bin/wp
これで、$ wp
が実行可能になります
使い方
wp core download
Wordpressのコアファイルをダウンロードしてきます。デフォルトではロケールがen_US
になっています。
wp core download --locale=ja
これで、ロケールがja
になるはずなんだけど、何故かダウンロード出来ない。(ja_jp
でも同様だった…)
まあ、最新のバージョンのWPの場合、そこまで問題にならないのでen_US
をダウンロード
wp core config --dbname={DBNAME} --dbuser={DBUSER} --dbpass={DBPASS}
wp-config.php
ファイルを作成出来ます。CONTENT_DIR
とかを別途設定したり、WP_DEBUG
を変更したりすることがあると思うんですけど、そうしたコードも追記できます。(でも、使い勝手悪いのでそんなに使わないかな…)
wp plugin install advanced-custom-fields
Advanced Custom Fieldsをインストールするのもこんな感じ。wp plugin install {プラグインのslug}
でインストール可能です。プラグインを探すには、wp plugin search {クエリ}
といった感じ。プラグインを有効化するときも、wp plugin activate {プラグインのslug}
で一発です。
wp theme install {テーマのslug}
wp theme activate {テーマのslug}
テーマをインストールしたり、有効化したりするのも、この通り、非常に簡単です。
wp scaffold _s {テーマ名}
Scaffoldも充実していて、上記のwp scaffold _s
は、空のテーマを生成します。試してみたんですが、余計なコード(Jetpackの機能をいくつか有効化してたり)が多かったので使わないとは思うんですが、一般的なテーマの作り方が一通り記述してあるので、テーマ制作初心者には嬉しいかもしれないですね。
ユニットテスト/BDD
しかし今までのは序章…。本当に僕が試したかったのは、ユニットテスト用のファイルを生成出来るScaffoldの方だったんですね。
下記コマンドで、プラグインユニットテスト用のファイルを吐けます。
wp scaffold plugin-tests {プラグインのslug}
まあ、プラグインについては今までもテストしたりしていたんですけど、WPの場合はプラグイン以外は構造上ユニットで割りにくい(テーマで割るとかはあるのかな…?)ので、アプリケーション全体でテストしたいときは、BDDの手法を採用する必要があります。WP-CLIでは、BeHat用のファイルを吐くことも可能です。
wp scaffold package-tests {テストファイルのPATH}
BDDについては、また別途まとめたいと思います。今回はこんなところで。